コクワガタの羽化が始まりました。

羽化したてのコクワのオス

飼育の入門編でお子様でも飼育が簡単なコクワガタが羽化し始めました。

今回羽化の個体は、昨年の初夏に採集した天然のメスで産卵セットを組んで生まれた幼虫を育てて羽化させました。

幼虫の飼育は1本目だけブナ菌糸ビン550ccを与えました。

2本目(終齢)以降は、オオクワマット(ボトルの容量は、550cc)での飼育です。

終齢になると菌糸ビンの暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして小型化しやすいので途中でマット飼育へ切り替えています。

飼育のイメージとしては、1本目の菌糸で大きく育つ素質を持った終齢まで育てて2本目以降をマットへ切り替えてエサの劣化によるストレスや刺激が少ない状態で羽化させています。

なお、550ccの容器は、小さいので途中で中身が緩んだり乾燥しない様に思いっきり強く押し固めていただいて構いません。

交換は、超固詰めの状態ならコクワガタの場合、4ヶ月に1回の間隔で大丈夫です。

2本目で蛹化が始まる事もありますので暖かい季節の3本目の交換の際は、蛹室(蛹の部屋の空間)を壊さない様に注意しながら掘り出してください。

※幼虫が小さいので時々、意表を突いて見えない場所でサナギもしくは羽化している事があります。

この方法で比較的簡単に大型個体が出ますので機会があれば是非チャレンジしてみてください。

今年は大型の物が多く既に50ミリオーバーのオスも羽化しました。

今後が楽しみです。