アマミヒラタなど離島産ヒラタクワガタの大型個体の羽化開始

毎日の様に暑い日が続いています。

今回は、7月末から店長が行っている離島産ヒラタの新成虫の掘り出しを紹介します。

※夏になって色々な種類の大型個体が羽化していますが比較的、カッコ良い物が揃っています。

アマミヒラタ73.5ミリ

画像は、7月最新羽化のアマミヒラタクワガタ73ミリの極太系のオスです。

昨年入荷した天然個体のメスでセットを組んで産まれた幼虫を育てました。

●エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年10月29日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年2月3日、終齢):無添加マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)

→2018年5月29日に蛹室(蛹の部屋)を作っていたので3本目の交換無し。

終齢での暴れ(菌床のかき混ぜ)によるサイズロスを防ぐ為、2本目からマットボトルへ切り替えています。

菌糸ビンからマットへの切り替えについて>>

マットボトルについて

無添加なので発酵ガスや発酵熱が発生せずに幼虫に安心です。

劣化が遅く持ちも良いので約3から4ヶ月に1回の交換で済み、ストレス痩せのリスクも軽減できます。

トクノシマヒラタ76ミリ

こちらも同じく7月に羽化したばかりのトクノシマヒラタクワガタ76ミリの超特大サイズです。

内歯部分の幅が有って極太系です。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年5月14日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年8月17日、終齢初期):マットボトル850cc
  • 3本目(2018年2月8日、終齢):同上

⇒2018年6月3日に前蛹(蛹の直前段階)になっていたので4本目の交換無し。

2本目への交換時は、終齢初期の小さな幼虫(おチビちゃん)でしたが2本目以降に一気に挽回して大型化してくれました。

サキシマヒラタ75ミリ

こちらも7月最新羽化のサキシマヒラタクワガタ75ミリの大型のオスです。
大きくてガッチリとした横幅が広い個体です。

●エサ交換のリレーは、下記の通りです。

  • 1本目(2017年10月20日、二齢):ブナ菌糸ビン550ccc
  • 2本目(2018年1月16日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年6月8日に蛹になっているのを確認したので3本目の交換無しです。

この種類は、大きさの割に早く羽化する傾向がありますので夏になって一斉に羽化や蛹化が始まっています。

76ミリ特大サイズ

こちらも同じく最新羽化のサキシマヒラタ76ミリの特大サイズのオスです。

エサ交換リレーは、先ほどの個体と全く同じです。

画像では、上手く伝わりませんがガッチリとしたカッコ良い個体です。

ダイトウヒラタ54ミリ

こちらは、7月最新羽化のダイトウヒラタクワガタ(南大東島)54ミリの綺麗な大型個体です。】

裏側からの画像

翅も赤褐色ですが裏から見ると腹部も赤いです。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年5月6日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年9月5日、終齢):マットボトル850cc
  • 3本目(2018年2月10日、終齢):同上

⇒2018年6月8日に前蛹になっているのを確認したので4本目への交換無しです。

この種類は、小さい割に幼虫期間が長い感じもします。

夏も後半の折り返しに差し掛かりましたが面白い情報があれば紹介します。