国産ミヤマの羽化とタカラヒラタ幼虫のエサ交換

今日の福岡県福津市の日中は、久し振りに午前中から日差しが刺して少し暖かかったです。

今日もスタッフと一緒に連日の様にボトル詰め作業を行なっています。

※流石に手の甲にはタコが出来て硬くなっています。

自分の作業と平行して店長が幼虫のエサ交換と羽化チェックを行っていたので、少しだけですが新成虫の写真を撮ってくれました。

国産ミヤマ66から67ミリ

画像は、最新羽化の国産ミヤマクワガタの66ミリから67ミリの個体です。

※蛹室から出したばかりなので未だアゴにサナギの皮が付着しています。

  • 1本目(2014年12月22日、二齢):無添加マットボトル850cc
  • 2本目(2015年5月21日、終齢):同上

幼虫は、夏場も冷房で一定の温度を維持出来ない環境の場合、6から9月の気温が上がる時期にエサ交換をするとマット飼育でもボトル内の微妙な温度上昇で落ち着きが悪くなってしまう事が多いです。

当初は秋の交換を予定していましたが、3本目への交換を行う前に蛹室を作り始めたので2本目で羽化させました。

※2015年12月に羽化しました。

割り出しから約13ヶ月でも早期羽化の部類に入ります。

※幼虫期間が長い種類です。

続いては、幼虫のエサ交換の紹介です。

タカラヒラタの終齢20g

画像の幼虫は、1本目(2015年11月6日)に二齢でクヌギ菌糸ビン550ccに入れたタカラヒラタクワガタの終齢です。

投入から約2ヶ月で綺麗に食い尽くして短期間で20グラムまで大きく育っていました。

2本目は、ブナ菌糸ビン850ccに投入しています。

※ブナの方が少し粒子が粗いので通気性や持ちの観点から終齢に最適です。

2本目から3本目の交換の際にどれくらい大きく育っているか今から楽しみです。

終
齢21gの画像

こちらも同じく2015年11月6日、1本目に二齢でブナ菌糸ビン550ccに入れたタカラヒラタの終齢です。

先ほどの幼虫よりも1グラムだけ重い21gでした。

2本目は同じくブナ菌糸ビン850ccに入れました。

※2本目は、暴れる前に切り上げたいので食い方など様子を見ながら2ヶ月以内に無添加マットボトル850ccへ切り替える予定です。

マットボトルについて

無添加なのでボトル内で残留添加物による窒素系の発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心です。

また劣化が遅いので3から4ヶ月に1回の交換頻度に抑える事ができて幼虫のストレス痩せのリスクを軽減できます。

今年は、70ミリオーバー目指して頑張りたいと思います。

基本的に毎日、飼育作業が続きますので面白い情報が有りましたら紹介したいと思います。


国産ミヤマの羽化とタカラヒラタ幼虫のエサ交換” への6件のコメント

  1. ブログ拝見させていただいています!
    僕は今、高校生なのですが、僕も昔からカブトムシ・クワガタが大好きで車の免許も昆虫採集の為に取ろうとしてるくらいです笑
    でも育てたことはあまりなくて…。
    質問したいのですがクワガタの育成は何月頃からが適切なのでしょうか??
    飼いたいけれども知識が薄い為わからないことだらけです。
    是非、教えていただきたいです!

    • いろはす様

      初めましてクワガタ工房 虫吉です。
      コメントを頂きありがとうございます。

      クワガタの繁殖時期は、クワガタが発生する季節の5から9月までが最適です。
      採集品でしたら持ち帰って直ぐに産卵させても大丈夫です。
      身近な里山に生息する種類でしたら真冬は、特に温度管理をしなくても大丈夫です。

      飼育等でご不明な点が御座いましたらお気軽にお問い合わせください。

      宜しくお願い致します。

      • ありがとうございます!
        初心者が飼育をするのならやはりオオクワガタが最適なのでしょうか?

        • お返事ありがとうございます。

          身近な場所で採集が可能な場所が有れば、ノコギリクワガタ、コクワガタ、ヒラタクワガタを自己採集して飼育されるのが最も手軽だと思います。
          購入する他に入手手段が無い場合のみオオクワガタが最も大人しくて寿命が長いのでお勧めです。

          宜しくお願い致します。

  2. カッコイいミヤマクワガタですね。
    羨ましい!
    私の家は、空調設備が無いのでミヤマクワガタを飼うのは難しいと思います。
    タカラヒラタクワガタは今年虫吉さんで購入しました。
    来年の今頃は、上の写真のようにデカい幼虫を目指します。

    • 松中嵩市様

      いつもお世話になっております。
      コメントを頂きありがとうございます。

      ミヤマクワガタは、涼しくなった頃に入手したペアでしたら何とか産卵可能だと思います。
      2015年は、離島産ノコギリが爆産し過ぎたのでミヤマの産卵は行っておりませんが例年は9月に産卵セットを組んでいます。
      ※11月になってからの割り出しになってしまいますが・・・。

      タカラヒラタも大型個体を目指す場合は、菌糸ビンに入れた状態で梅雨明けを挟まない様にしてください。
      (温度管理が出来ない場合は、夏の高温で一気に加齢してチビが多くなりやすいです)
      夏の産卵セット→晩夏から秋(お盆過ぎくらい)の割り出しが丁度良いのかもしれません。

      宜しくお願い致します。

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