アマミシカクワガタのマット飼育の羽化状況(50ミリもあり)

九州北部は、週末から梅雨前線の北上に伴い天気が崩れる予報が出ているので採集は少しお休みになりそうです。

今回も天気に関係なく夏を前に羽化ラッシュに突入したアマミシカクワガタの新成虫を紹介したいと思います。

※記事内に登場するボトルに関して現在は、メーカーの終売に伴い、550cc→遮光クリアボトル500ccに商品の変更が発生しています。

アマミシカ40ミリのオス

画像は、最新羽化のアマミシカクワガタ40ミリのオスです。

小型種なので40ミリでもマズマズの大きさです。

小型種なのに気性が荒く、オスのメス殺しに注意しながら交配(ペアリング)の必要があります。

画像の個体は、昨年の夏に紹介した爆産記事の幼虫が羽化した物です。

過去の爆産の様子を紹介した記事>>>

■下記のエサ交換リレーで羽化させました。

→2017年4月27日にサナギになっているのを確認→5月下旬羽化です。

冬から春は、夜間から早朝に掛けて20℃を下回ることが多かったので若干、前蛹とサナギの期間が長くなっています。

無添加虫吉幼虫マットは、ボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しないのでカチカチに強く固めていただいて大丈夫です。

固く詰めた方が緩みや乾燥を防げるので交換頻度を落とす事が可能です。

なお、ガス抜き無し、無加水でご使用ください。

マットボトルの詰め方>>

43ミリの大型のオス

こちらも同じく最新羽化のアマミシカの43ミリの大型のオスです。

■下記のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2016年8月31日、二齢):無添加虫吉幼虫マット(550cc)
  • 2本目(2017年1月27日、終齢):同上

→2017年4月25日にサナギになっているのを確認→5月下旬羽化。

初夏が近づくと一斉に蛹化が始まるので早熟(幼虫期間が短い)になってしまい若干サイズが伸びきっていない感じもします。

48ミリ特大のオス

こちらの写真も最新羽化のアマミシカ48.8ミリの特大のオスです。

こちらの個体は、冒頭の2匹のオスと異なり昨年の春から初夏に割り出した幼虫を育てて羽化させました。

※1本目のボトル投入からちょうど1年掛けて羽化しました。

■エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2016年5月14日、二齢):無添加虫吉幼虫マット(550cc)
  • 2本目(2016年8月5日、終齢):同上
  • 3本目(2017年3月1日、終齢):同上

→2017年4月17日にサナギになっているのを確認→5月中旬羽化です。

マットは、基本的に4ヶ月毎の交換を目安に行っています。

但し、蛹化の有無を見極める為に2本目から3本目への交換は、少しズボラ気味になってしまいました。

50ミリの超特大個体

画像で大きさをなかなかお伝えするのが難しいですがこちらは、アマミシカ50ミリの超特大個体です。

※過去のパーソナルベストは、49ミリだったので更新です。

■下記のエサ交換のリレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年5月14日、二齢):無添加虫吉幼虫マット(550cc)
  • 2本目(2016年8月5日、終齢):同上
  • 3本目(2017年3月1日、終齢):同上

→2017年4月17日にサナギになっているのを確認→5月20日羽化です。

50ミリの翅の画像

但し、画像の様に左右の翅が微妙にズレていますので訳あり品での販売になると思います。

これからの本格的なシーズンが楽しみです。