スジブトヒラタクワガタ66ミリやトカラノコギリなどの羽化情報

5月9日の福岡県北部は、風が強く肌寒い一日でした。

今回は、火曜日に行ったクワガタの新成虫の掘り出し作業で出てきた個体を紹介したいと思います。

スジブトヒラタクワガタ(奄美大島)66ミリ

画像は、4月下旬に羽化したばかりのスジブトヒラタクワガタ(奄美大島産)66ミリの特大サイズです。

6年ぶりに羽化した大型サイズです。パーソナルベストと同サイズです。

2012年5月の66ミリ羽化の記事

昨年の初夏に入荷した天然のメスを産卵させて産まれた幼虫を育てました。

●エサ交換のリレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年8月24日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年11月29日、終齢):マットボトル850cc(無添加虫吉マットのボトル詰め商品)

⇒2018年3月5日に蛹室(サナギの部屋)を作っていたので3本目への交換無し。

いつもの様に2本目からは、終齢の暴れ(掻き混ぜ)を防いでじっくりと大きく育てる為に菌糸ビンからマットへの切り替え飼育を行いました。

マットボトルについて

この商品は、文字通り添加剤が一切入っていないので添加剤特有の致死に至るような発酵ガスや発酵熱が発生しないのでボトルに思いっきり詰め込んでも安心、安全です。

持ちも良いので交換頻度を抑えて幼虫への負担や縮みも抑えられます。

今回の個体は、現時点で最大サイズですが年末のブログで紹介した21グラムの幼虫が未だ羽化していないので更なる大型個体の羽化もあるかもしれません。

2017年12月29日の幼虫の記事

今回の個体は、翅が固くなり次第に出品予定です。

トカラノコギリクワガタ中之島産66.9ミリ

こちらは、4月最新羽化のトカラノコギリクワガタ中之島産66ミリ(限りなく67ミリに近い)のカッコ良いオスです。

※同サイズの個体は他に2匹羽化していました。

初夏に産卵セットから割り出した幼虫を育てました。

ただし、昨年から今年の前半は、空調(暖房)が効きすぎて少しだけ飼育温度を高くなったので例年よりも早く羽化しました。

産卵方法を紹介した記事

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年7月2日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年10月20日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年3月1日に前蛹(蛹になる直前段階)になっていたので3本目の交換は行っておりません。

トカラノコギリクワガタ悪石島産67ミリ

こちらも同じく4月最新羽化の悪石島産67ミリのオレンジの発色が綺麗なオスです。

こちらは、夏の後半に割り出した幼虫ですが前述のとおり、昨年秋以降の幼虫の飼育温度が高くなったので早く羽化してしまいました。

●エサ交換リレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年8月30日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月7日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年3月11日に前蛹になっているのを確認したので3本目の交換無し。

因みに、途中で切り替え飼育を行った方が暴れの心配も無く、大型化しやすいです。

※暴れてしまうと菌床の白い部分が数日で消滅してしまうほど動き回って幼虫がシュリンクします。

今回、紹介した個体は、近日中に出品可能になると思います。

コクワガタ49.5ミリ

こちらも4月最新羽化の国産コクワガタ49ミリの大型のオスです。

※50ミリまで0.数ミリだけ届きませんでした。

昨年の夏に自己採集したメスから産まれた幼虫を羽化させました。

詳しい産卵方法を紹介した記事

●エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年9月11日):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月17日):オオクワマット(550ccボトルに木製プレスで固く詰めた物)

⇒2018年3月19日に既に前蛹になっていたのを確認したので3本目の交換無しです。

今回の個体は、既に売り切れてしまいましたが今後も少しだけ羽化すると思います。