トカラノコギリの羽化と天然コクワガタの極太系個体の採集情報

九州北部は、7月9日に梅雨が明けて以降、毎日の様に暑い日が続いております。

※勿論、毎日の様に夜間の採集に出掛けていますが今年は、全体的に少し発生が悪く数が集まりません。

今回は、最新羽化の新成虫と最後に地元の福岡県福津市内での天然採集品を紹介したいと思います。

トカラノコギリ中之島産69ミリ

こちらは、6月下旬最新羽化のトカラノコギリクワガタ(中之島産)69ミリの大型個体です。※70ミリには、0.数ミリ足りません。

トカラ列島は、十島村の条例により全ての動植物の採取が禁止されていますので現在は繁殖品のみの流通になります。

湾曲が効いたカッコ良い個体だと思います。

●エサ交換のリレーは、下記の通りです。

⇒2018年5月17日に前蛹(蛹の直前段階の姿)になっていたので4本目の交換無しです。

★因みに終齢での暴れ(菌床のかき混ぜ)によるサイズダウンを防ぐ為に2本目からは前述のとおりエサの切り替え飼育を行いました。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>

マットボトルについて

中身の虫吉幼虫用マットは、無添加につき、ボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しく、食い付きもバツグンです。

持ちが良いので交換頻度を4ヶ月に1回に落とせます。

上記の事からストレス痩せのリスクを軽減できます。

虫吉オリジナル木製プレス>>

マットボトルの詰め方>>

悪石島産69ミリのオス

こちらは、同じく6月下旬羽化のトカラノコギリ(悪石島産)69ミリの大型のオスです。

※こちらも70ミリまで0.数ミリ届きませんでした。

アゴの湾曲のラインが独特で面白い個体です。

●下記のエサ交換のリレーで羽化させました。

※少しズボラ気味の交換リレーになりました。

  • 1本目(2017年8月17日、二齢):ブナ菌糸ビン500cc
  • 2本目(2017年12月10日、終齢):マットボトル800cc

⇒2018年5月1日に蛹室(蛹の部屋の空洞)を作っていたので3本目の交換無しです。※2本成りです。

幼虫飼育ボトルのサイズ選びについて>>

トカラノコギリの色彩は、周囲の明るさや照明の角度で上手く伝わりませんが綺麗な色です。

オスの裏側からの画像

こちらは、先ほどの個体をを裏返しにした画像です。

腹部も綺麗な色をしています。

天然コクワ49.7ミリの画像

こちらは、昨晩(7月15日の夜)に採集した天然コクワガタ(福岡県福津市産)49.7ミリの画像です。

アゴが太くて厚みがあるので重量感抜群です。

勿論、パーソナルベストですが未だ50ミリオーバーを採集した事がありません。

今年は、大物が採れそうな予感もしています。

梅雨が明けると暑い日が続きそうですが体力の限り深夜の採集を頑張ります。