アマミノコギリ、クチノエラブノコギリなど離島産ノコギリクワガタの2018年9月の羽化情報

深夜のブログの更新になりますが台風の接近に伴い少し蒸し暑く感じます。

台風24号は幸い九州北部を逸れる予報が出ておりますが雨風対策で朝一番で外回りの片づけを行う予定です。

今回も先日から引き続き、新成虫の羽化情報をお伝えいたします。

アマミノコギリクワガタ77.5ミリ

画像の個体は、2018年9月最新羽化のアマミノコギリクワガタのオス77ミリ(約77.5ミリ前後)の超特大サイズです。

先日紹介した同サイズの物とは別の個体になります。

先日紹介した77ミリの記事

ここ数年羽化しなかったサイズが立て続けに2匹羽化しています。

昨年の夏に入荷した天然のメスから生まれた幼虫を育てて羽化させました。

詳しい産卵方法を紹介した記事

●エサ交換リレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年9月18日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月25日、終齢):マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫マットのボトル詰め商品)
  • 3本目(2018年6月6日、終齢):同上

⇒2018年6月28日に蛹室(サナギの部屋/空洞)を作り始め、長い前蛹(サナギになる準備段階の幼虫)、蛹化期間を経て9月羽化です。

いつもの様に終齢になっていたので2本目からは菌糸ビン→マットへの切り替え飼育です。

3本目は、これ以上引っ張ると詰めが緩んで羽化不全やアゴ曲がり(左右非対称)の原因になってしまいますので6月に交換しました。

※案の定、交換直後に蛹化の準備が始まったみたいです。

他にも大型個体が羽化していますので翅が固まり次第に出品予定です。

クチノエラブノコギリクワガタ66.7ミリ

こちらも9月最新羽化のクチノエラブノコギリクワガタ66ミリ(約66.7ミリ)の大型個体です。

今月になって徐々に大きなサイズの個体の羽化が始まりました。

昨年の夏に入荷した天然個体で産卵セットを組んで産まれた幼虫を羽化させました。

詳しい産卵方法を紹介した記事

●エサ交換リレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年11月11日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年2月10日、終齢):マットボトル850cc(無添加虫吉マット)

⇒2018年8月10日の確認時に蛹になっていたので3本目の交換無しです。

菌糸ビン飼育の際に終齢で突然「暴れ」と呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして撃沈(激縮み)しやすいので2本目からマット飼育へ切り替えて確実に大きく育て上げています。

無添加虫吉マットは、一般的な添加剤による強制発酵タイプと異なり、ボトル内で幼虫に有害な発酵ガス(腐敗ガス)や発酵熱が発生しません。

なので固く詰め込んでも安心安全な商品です。

劣化が遅く、持ちが良いので固く詰め込みさえすればノコギリクワガタの場合、4ヶ月に1回の交換頻度で済みますので幼虫への負担が少なく大型化しやすいです。(ズボラ飼育対応です)

ただし、水を加えると極端に劣化が早まってしまいますので無加水でご使用ください。

なお、ボトルへの詰め込みが弱いと途中で緩んでしまい糞食や肥大化した蛹室を作って変形や不全の原因になるので注意が必要です。

無添加虫吉幼虫用マットの説明書(クワガタ版)>>

終齢は、夏にエサ交換を行うと落ち着きが悪くなって潜らなくなってしまう事が多いので夏の交換を省略するズボラ気味の飼育で大きく育てました。

今回の個体は、翅が固くなり次第の出品になります。

種子島産ノコギリクワガタ66ミリ

こちらの画像の個体も9月最新羽化の種子島産ノコギリクワガタのオス66ミリの特大水牛です。

お隣の屋久島産と同種なので何となく雰囲気が似ています。

先日ブログで紹介した個体よりも少しだけ大きなサイズです。
※現時点でパーソナルベストです。

昨年の夏に入荷したメスを秋の初めに産卵させて産まれた幼虫を羽化させました。

  • 1本目(2017年12月14日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年3月15日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年7月13日確認時に蛹室を作っていたので3本目の交換無しです。

1本目を菌糸ビンでスタートさせて最後のマットボトルへ繋げる(リレーさせる)方法でゴールを迎えると大きなサイズが羽化している様です。

※昨年の冬から今年の春の暖房効きすぎ事故が無ければ更に大きく育っていたかもしれません。

今回の個体は、先日紹介した分を含め翅が固くなり次第にサイトにアップする予定です。

秋も面白い情報があれば紹介したいと思います。