天然サキシマヒラタクワガタの産卵セットの割り出し

明日も大型の台風25号が九州に接近する予報が出ており今日は少し蒸し暑い、ぐずついた天気でした。

10月6日(土)は、配送会社の荷受け停止やお荷物の遅延の恐れがございますので出荷業務ができるか少し心配です。

今回は、8月中旬に組んだ天然サキシマヒラタクワガタの産卵セットの割り出しの様子をお伝えしたいと思います。
※今年の夏は、久し振りに天然個体が入荷したのですが沖縄から移送の際、猛暑の影響でコンディションがイマイチだったので仕方なく産卵可能なメスのみ繁殖に回しました。

サキシマヒラタの産卵セットをひっくり返した様子画像は、8月18日に組んだサキシマヒラタクワガタの産卵セットをひっくり返した様子です。
数匹の初齢幼虫と卵が見えます。

●使用した主な飼育用品は下記のとおりです。

コバエ防止飼育ケース(中)産卵用マットクヌギ産卵木(L)国産プレミアム昆虫ゼリー

サキシマヒラタクワガタの産卵方法

落ちたサキシマヒラタの幼虫を専用スプーンでカップに移します。落ちた幼虫は、エサ交換用スプーンで掬い上げて一時管理用カップに移すと良いです。

孵化したばかりのサキシマヒラタクワガタの幼虫孵化したばかりの幼虫です。
まだ身体が真っ白です。

カップに入れても消滅するかもしれないので割カス(産卵に用いたマットと産卵木片)と一緒に元の容器に戻しました。

サキシマヒラタクワガタの卵です。画像は、サキシマヒラタクワガタの卵です。

こちらも割カスの中に戻して孵化を待ちます。
※回収して保管するよりも孵化率が高いのでオススメです。

産卵木から出てきたサキシマヒラタクワガタの初齢幼虫です。産卵木の表面をマイナスドライバーで少し削っただけて初齢幼虫が出てきました。

体の色が肌色の理由は、直前に食べて腸内に溜まった朽木が透けて見えているだけなので異常ではございません。
※マットを食べた幼虫は黒っぽい色になります。

産卵木の深部から出てきた複数のサキシマヒラタの幼虫幼虫を潰さないように注意しながら大きく割ってみると複数の初齢幼虫が姿を現しました。

朽木の破片から出てきたサキシマヒラタの幼虫細い朽木片の中にも初齢幼虫が入り込んでいました。
初齢幼虫は、小さいので細かく割りながら探す必要があります。
(同じ破片からもう1匹幼虫が出てきました。)

産卵木の芯の近くからも幼虫が出てきました。産卵木の芯の付近からも無数の食痕(食い進んだ痕跡)と共に初齢幼虫が出て来ました。

初齢から二齢へと脱皮途中のサキシマヒラタの幼虫です。こちらの画像は、初齢から二齢へと脱皮途中の幼虫です。
頭部の殻が割れているのがわかります。

カップにマットを入れて幼虫を上に乗せます。脱皮途中の幼虫は、マットに埋め込んでしまうと脱皮不全を起こす恐れがあるのでカップに無添加虫吉幼虫マットを入れて上に置きます。

数分後に脱皮が始まったサキシマヒラタの初齢幼虫数分後には、脱皮が進んで新たな(真っ白な)身体が姿を見せ始めました。

あとは、蓋を閉めておくと脱皮後に頭部が色づいたら勝手に潜って行きます。

サキシマヒラタの割りカスを保管します。クワガタの卵や初齢幼虫は、小さいので一度の割り出しで全部を回収するのが困難です。
割り出した後のマットや産卵木片(割りカス)は、再び元の容器に戻して4週間から1ヶ月後に再びひっくり返して幼虫を完全に回収してください。

割り出し時に出てきた卵や孵化したばかりの幼虫も一緒に埋め込んでおくと勝手に孵化して育っているので管理がしやすいです。

※割りカスを入れた容器には、必ず種類や産地などの情報と割り出し日を記載しておくと完璧に管理できます。

今回の割り出しで出てきたサキシマヒラタクワガタの幼虫今回の割り出しで出てきたサキシマヒラタの初齢幼虫27匹です。
※割りカスに戻した卵や小さ過ぎる幼虫を合わせると30匹を超えると思います。

一時管理カップにマットを入れて保管します。一時管理用のカップに無添加虫吉幼虫マットを固めずに入れて4から7日前後養生させて傷や虚弱の有無を見極めてからブナ菌糸ビン550ccに投入する予定です。
※二齢になってから菌糸ビンに入れても大丈夫です。

カップには、ビニールテープやマスキングテープに種類や産地、割り出し日を記載して1匹ずつ貼っておくと管理ミスを防げます。

サキシマヒラタは、他にも産卵セットを組んでいますので来シーズンは、天然個体の子供(=WF1)の販売が出来ると思います。

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