ヤマトサビクワガタのギネス超級28ミリの羽化

今年も残り1週間を切りました。

今回は、11月に羽化したクワガタを少しだけ紹介したいと思います。

ヤマトサビクワガタ28ミリ

画像は、11月下旬に羽化したヤマトサビクワガタの大型個体です。

大型と言っても元々が20ミリ台の小型種です。

徳之島のみに生息する固有種で現在は、採集禁止になっており国産激レア種の一つに数えられるクワガタです。

秋から少しずつ羽化が始まっていますが年末に合わせてラスボス級の大型個体が羽化しました。

ヤマトサビクワガタ28ミリの尺寸の様子

先ほどの個体をノギスで尺寸している様子です。

28ミリを超えるギネス超級のサイズです。

飼育ボトル550ccに無添加虫吉マットオリジナル木製マットプレスを用いて強く詰めた物に二齢から入れて飼育しました。

2019年3月3日に投入して交換無しで羽化させました。(2019年10月中旬に前蛹)

※なお、マットボトルの550ccは、乾燥しやすいのでトラブル防止の為に販売しておりません。

ちなみにメスも大きな個体が羽化していました。

ヤマトサビクワガタ24ミリ

画像は、11月最新羽化の巨大なヤマトサビクワガタのメスを尺寸している様子です。

24.5ミリ前後のジャンボサイズです。

こちらも先ほどの個体と同じ方法で羽化させました。

※2019年6月1日に投入して1本成りです。

今回紹介のヤマトサビクワガタは、本日中に出品予定です。

ツシマヒラタクワガタ78から79ミリ

画像は11月下旬最新羽化のツシマヒラタクワガタ78から79ミリの大型個体です。

今年は、80ミリの羽化はありませんでしたが1年の締め括りでマズマズのサイズが羽化してくれました。

※こちらの個体は、先日出品して既に売り切れてしまいました。

エサ交換リレーは下記のとおりです。

・1本目(2019年4月4日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc

・2本目(2019年7月15日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc

2本目から終齢での菌糸ビンの暴れによる激縮みと交換によるストレス痩せのリスクを軽減する為に無添加マットボトルでのマット飼育へ切り替えました。

マットボトルについて

無添加で持ちが良いので交換頻度を3から4ヶ月に1回に落とせますのでズボラ気味の飼育で大型化しやすいです。

※おそらく、数ヶ月経過するとマットの中の微生物(幼虫のタンパク源)や菌糸(糖質源)が大量に増えている事も大型化しやすい要因の一つかもしれません。

ちなみに地球上の殆どの生物は、自分と同系統もしくは細胞の組織が近い物からしかタンパク質を吸収できません。

人は同じ哺乳類の牛などから、大型魚は小魚からと同様に「虫は虫から」しか効率良くタンパク質を吸収できない事を意味します。

大豆の成分が多いプロテインを大量に飲むと吸収されずにお腹が張るのと同じ様に他の生き物も自分と異なる性質のタンパク質を受け付けない事が多い様です。


ヤマトサビクワガタのギネス超級28ミリの羽化” への2件のコメント

  1. ヤマトサビ、雌雄ともにでかすぎですね! ツシマヒラタも二本返しでそのサイズは恐れ入ります。
    先日虫吉さんから届いたヤマトサビのブリードが楽しみです。

    • ユウさたん様

      いつもお世話になっております。
      クワガタ工房 虫吉です。
      コメントありがとうございます。

      今年の春から夏は、人手の関係で予定通りの交換が出来ませんでしたが幸いにも大型化してくれました。

      ヤマトサビクワガタは、産卵に少しクセがありますがペアで産卵セットの容器に入れておくと数ヶ月後に幼虫が見え始めるといった感じです。

      2020年も引き続き宜しくお願い致します。

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