3月もあっと言う間に最終日になりました。
今回は、今月最後の羽化情報をお伝えしたいと思います。
画像は、3月最新羽化のヤエヤマノコギリクワガタ(石垣島)56ミリの大型のオスです。
一応、この種類では、パーソナルベストです。
昨年の夏に産卵セットを組んで産まれた幼虫を育てて羽化させました。
※因みに石垣島産は、既に採集禁止になってしまったので勿論、繁殖品になります。
●エサ交換のリレーは下記のとおりです。
- 1本目(2017年8月30日、二齢):クヌギ菌糸ビン500cc
- 2本目(2017年12月15日、終齢、10グラム):マットボトル800cc(無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)
⇒2018年2月16日にサナギになっているのを確認したので3本目の交換無し。
終齢の暴れ(菌床の掻き混ぜ)による大幅なサイズダウンを防ぐために上記のとおり2本目からエサを切り替えました。
虫吉幼虫用マットは、無添加につき、ボトルに固く詰めても発酵ガスや発酵熱が発生しないのでストレスや刺激を与えずに大きく育てることが可能です。
持ちが良いので交換頻度を確実に4ヶ月に1回に抑える事が出来るのでストレス痩せのリスクも軽減できます。
こちらも3月最新羽化のアマミノコギリクワガタ73ミリの大型の水牛です。
2週間程前にブログで紹介した個体と同じ大きさですが、こちらの方がアゴの湾曲が効いて個人的には好きな形です。
前回の個体同様、こちらも2016年の夏に入荷した天然のメスから産まれた幼虫を育てました。
●下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2016年10月25日、二齢):ブナ菌糸ビン500cc
- 2本目(2017年1月30日、終齢):無添加マットボトル800cc
- 3本目(2017年5月18日、〃〃):同上
- 4本目(2017年9月26日、〃〃):同上
⇒2018年1月15日に蛹室を作って前蛹(サナギになる直前段階の幼虫)になっていたので5本目の交換無し。
※エサ交換の概要は、前述の個体と同様なので省略いたします。
上記のリレーのとおり、飼育温度次第で幼虫期間が異常に長いことが分かります。
4ヶ月前後の交換間隔を開けることでストレス痩せを確実に防止できます。
今後も大型個体の羽化が楽しみです。