本日、7月29日は、台風12号の接近で生憎の天候でしたが天気が崩れる7月29日の深夜から早朝に掛けて何時もの様にカブトムシの採集に出かけました。
こちら福岡県福津市は、日本海に面した気温が低い地域なので毎年の様に7月の最終週から8月上旬にかけてカブトムシの発生のピークを迎えます。
甘酸っぱい発酵臭を漂わせているクヌギの樹液に群がっていた複数のカブトムシとコメツキムシです。
この様な光景を見るとワクワクします。
夏になると広葉樹の樹液は、お酒の様な発酵臭を漂わせるので【樹液酒場】とも呼ばれます。
勿論、そういった場所には、樹液が大好きな昆虫が集まりやすい環境になります。
こちらも別のクヌギで仲良く綺麗に並んで樹液を吸っている2匹のカブトムシのオスです。
(右のオスは、1.5倍くらいの大きさですが喧嘩をせずに仲良く肩を組んでいる様にも見えます)
同じ木の上の方で見かけたオスとメスです。
先に紹介した2匹の大きめのオスが樹液を占領しているので近づく事ができないのかもしれません。
メスは、交尾欲が強いオスから逃れる為に距離を取っていると思われます。
人の気配に気付いてカクカクとした警戒の動き(ポーズ)をする真っ赤な色の綺麗なカブトムシのオスです。
立派なツノのカッコ良い個体です。
天気が回復したら、また採集に出かけたいと思います。
夏も後半戦に差し掛かりますが80ミリオーバーの採集目指して頑張ります。
ここからは、以前から紹介している2017年夏に入荷して越年した天然採集品のノコギリクワガタの紹介です。
2匹とも何とか頑張って7月下旬を迎えています。
こちらは、2017年夏の樹液採集品の天然ノコギリクワガタ(福岡県田川産)62ミリです。
前回、ゴールデンウィーク明けの5月8日に紹介した時に比べて老化が進み左触覚に続き、左前脚の爪も欠損してしまいました。
唇の部分も固化が始まり、厳しい状況ですが何とか採集から約1年経過した本日まで頑張っています。
こちらも同じく昨年2017年7月上旬に入荷した天然アマミノコギリクワガタ(野外採集品)のメスです。
過去に入荷から2年目の5月まで生き延びた長寿の自己ベストがありますが今回の個体は、その時の個体よりもコンディションが良いので来年の夏までの長寿記録にチャレンジしたいと思います。
この種類は、毎年の様に天然採集品の越年情報が多く、お客様が旅行の時に採集した個体が未だ生きているという情報も最近頂いております。
少しでも長生きして無事に2019年のお正月を迎えてくれる事を願っています。