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同じ種類でも色が違うのはなぜ?

私も小さい時からカブトムシやクワガタを沢山採集していますが、同じ種類のカブトムシやクワガタなどで色が「赤っぽい物」と「黒っぽい物」がいます。

同じ種類なのに1匹ずつ色が微妙に異なっているのが分かります。


赤い色のカブトムシの画像

赤い個体

黒い色のカブトムシの画像

黒い色の個体

よくお客様から「赤」か「黒」で寿命が違うのか?と聞かれます。

結論から言いますと「赤」も「黒」も寿命は同じです。


で、なぜ、2つの色が存在するのか?という疑問が生じます。

前項目で「カブトムシ、クワガタの生息環境と体の色の秘密」を話しましたが、絶滅しない為に基本的な色(夜に鳥獣に見つかりにくい黒系統)は、決まっています。

更に種の生き残りや環境の変化に対応できる様に2つのパターンが微妙な色の違いという形で用意されています。

生物が絶滅しない為には、いくつかの環境の変化に対応できる様に「多様性」という物が必要となります。

絶滅しない為のちょっとした「保険」みたいな物と考えて下さい。

社会人の多くの方がされていると思いますが、預金の分散みたいな物です。

「1つの銀行が倒産しても他の銀行の預金が有るので大丈夫!」みたいなリスクの回避です。

カブトムシやクワガタの色も1つだけだと気候の大変動やそれに伴う棲息環境(活動時間の変化やエサ場の消滅など)の変化に対応できなくなります。

もし、環境や気候の大変動で仕方なく、夕方や朝方の比較的明るい時間帯に活動する様になったら黒一色では天敵であるカラスなどの野鳥に目立ち過ぎてほとんどが食べられてしまい絶滅してしまいます。

絶滅しない為に夏場の夜明けと夕日の中でも目立たない赤という色も用意されてないといけません。

そうです。体の色の赤と黒の2種類が有るのは生き残る為の保険(多様性)です。

これはメンデルの遺伝の法則の優劣遺伝の法則(対立形質の遺伝)という法則である一定の確率で赤と黒が出現する様に出来ています。

赤い色のノコギリクワガタの画像

赤い色の個体

黒い色のノコギリクワガタの画像

黒い色の個体